紀州街道沿い高低差あり
2015年11月1日(日)大体晴れ
初めて「すみよし観光ツアー」に参加。
以前「大阪あそ歩」の依網池と大和川関連のまち歩きに参加した。
その時もらったパンフレットにあった「すみよし観光ツアー」を見て参加を決意。
紀州街道を行く。紀州街道、なんだか響きがいい。御三家紀州藩のイメージがあるからかな。水戸黄門みたいだ。
集合場所は南海線・岸里玉出駅。午後1時。
南海線はほとんど利用したことがない。しかも大阪市内の駅で乗り降りなし。
恐る恐る岸里玉出駅に降り立つ。
まずは天下茶屋跡から天神ノ森天満宮へ①〜④
駅前には多くの参加者が集まっていた。
今回の道案内は「すみよし歴史案内人の会」のボランティアの人たち。
私の班には2名のガイドさんが付いてくれた。
私たちの班から最初に出発。
名前だけ知っていた天下茶屋跡からまち歩きが始まる。
天下茶屋は空襲で焼けてしまったと聞き驚いた。
戦前の天下茶屋の写真を見せてもらった。大きなお店。
戦前までちゃんと実在していたとは思ってもみなかった。
ずーと昔にあった話だとばかり思っていた。
それにしても惜しい。平和でないとね。
紀州街道と言っても普通の道路。
殿様気分を味わうことはできない。
しかし周りには多くの歴史が詰まっている。
イメージすれば秀吉にもなれるぞ。
天神ノ森天満宮の手前で、古そうだがガッシリとした建物を目にする。
歴史ものかな
(A)重厚な建物
天神ノ森天満宮から帝塚山古墳へ④〜⑦
阿部野神社へ行く途中、行く手を阻まれた。
ななんだこの壁は!
よーく見ると崖だった。しかも結構高い。
(B)上町台地の崖
大阪城付近から続く上町台地が住吉まで伸びている。
私たち、まち歩き軍団は、上町台地の縁に差し掛かったのだ。
この崖をよじ登らなければならないのか。まさか。
そんな心配をよそに、ガイドさんはどんどん前へ突き進む。
そして突き当たりを右に曲がった。
あー助かった。道があったんだ。当然だよねー。
こんな場所を通過しています。
阿部野神社への階段が急なので、ガイドさんを始め参加者の方は横にある坂道を登りました。
私と参加者の男性の方とは階段に挑戦。
阿部野神社の寄付石にはかつての有名な方の名前がありました。
(C)最近の人は知らないかもね
境界で論争
阿部野神社から久保田坂へ行く途中に、そんなに急ではない下り坂を
通りました。
(D)みや坂
この坂は「みや坂」と呼ぶそうですね。
しかしここで大変なことが起こりました。
この坂名の石標のところを境に、阿倍野区と西成区の境界があるのです。二軒の住宅の境を区の境界線も通っているように見えました。
この石標はどちらの区に属するかで議論になりました。
もし石標が壊れたらどちらが直すのかな、などなど。
結局わからずじまい。結論は出ませんでした。
吉本新喜劇、顎で有名な人のお家らしい
洒落た住宅を見ながら上町台地を降りてきました。
またまた紀州街道に出る
変電所の建物が煉瓦造りですごい。
でも中に入れない。
ちょっと中に入り見ることできるといいのにな、との声あり。
(E)煉瓦造りの変電所
帝塚山への道標の表示に異論
(F)帝塚山への道標
道標には「すぐ帝塚山」と書いてあるが、「すく」ではないかとの指摘。
こういう道標では「すぐではなく、すく」と書くのが一般的なのかな。
よく見ると「ぐ」の濁点の彫りが浅い。あとで彫ったとも思える。
久保田坂から帝塚山古墳へ
久保田坂を登り帝塚山古墳へと向かう。
紀州街道からまた上町台地の上まで登る。
帝塚山古墳への途中には洒落た建物が、君たちの来るところではない、なんて言いそうな雰囲気で建っていた。
帝塚山古墳から土佐陣屋跡へと下る
(G)上町台地からの下り坂
(H)坂下から坂上を見る
帝塚山古墳から土佐陣屋跡〜住吉公園(ゴール)へ⑦〜⑫
今回のまち歩きも後半へさしかかりました。
上町台地の上からまた平地に降りてきました。
何も残っていない土佐陣屋跡を通り過ぎ、紀州街道に戻ってきたのです。
もう登ることなくゴールへと歩きます。
紀州街道を外れ南海本線沿いへ
(I)分かれ道のお地蔵さん
南海本線沿いの商店街を歩く。
(J)粉浜商店街
アーケードの商店街を歩いていると、お腹がすいてきた。
もう直ぐゴール。
とうとうゴールです
住吉公園
今日の「すみよし観光ツアー」紀州街道を歩くも終わりです。
初めての紀州街道や沿線を歩きました。
知らないことをたくさん教えてくれました。
紀州街道は平坦地。そばには上町台地。
台地の上と下との違い。
HNKブラタモリじゃないけれど、高低差があるところに歴史あり。
ガイドさんありがとうございました。参加者の皆さんご苦労様でした。
せっかく住吉に来たので、住吉大社にお参りして帰りました。
帰りの南海線住吉大社駅ホームから現代の高灯篭が見えました。
少し感激。
「すみよし観光ツアー」紀州街道を歩くの訪れた場所の詳しいことは、
「駅からまち歩き2015-11-1」HP本文をご覧ください。