山の辺の道を歩き纒向遺跡で卑弥呼に出会えるかな
2015年11月3日(火)
歴史街道リレーウォーク2回目の参加です。
大阪だけがまち歩きではない!
今回は大阪を超えて奈良県へとやってきました。
奈良県といえば奈良公園。でも今回は違います。
桜井市にお邪魔しました。
山の辺の道を歩き、そして巻向遺跡へも顔を出して帰ります。
山の辺の道は、東京で働いていた時から(ずーと昔)一度訪れてみたいと思っていた場所です。
ところが今回「歴史街道リレーウォーク」のパンフレットの中になんと「山の辺の道」が入っているではありませんか。
早速参加を決意。
巻向遺跡は、実は以前に訪れたことがあるのです。
新聞記事かなんかで見つけた発掘調査現地説明会に参加したのです。
2013年2月だったと思います。
その時は現地説明会を聞いただけで、周辺を見ていません。
箸墓古墳などへも行けるのでなおさら良かったです。
こう書くと考古学ファンのように思われるかもしれません。
全く何も知らないおじさんです。
ただ歴史も考古学にも興味があるだけです。
詳しい中身は右から左、左から右へと消えていってしまいます。
あちこち出かけることが好きなだけなのです。
1:桜井駅から2:仏教伝来の地・海石榴市~3:金屋の石仏
当日の天気はとてもいい
朝9時すぎに近鉄桜井駅に着く。
改札口には桜井市観光ボランティアガイドの会の人が、集合場所を案内していた。
参加者大勢だ。各班に分かれて歩く。
私の班には2名のボランティアガイドの人がついてくれた。
揃った班から出発。
桜井駅から山の辺の道までは、桜井市内を思ったより長く歩く。
桜井市内
山裾が見え川沿いに出る。大和川だ。
大和川より仏教伝来の地・海石榴市方向を見る
私は大阪府松原市に住んでいるので、大和川と聞くと大阪の大和川を思い出す。
しかしここは奈良県桜井市。
大和川のお膝元だ。羽瀬川とも呼ばれている。
長谷寺の方から流れてくるみたいだ。
仏教伝来の地や海石榴市など興奮しながらガイドさんの説明を聞く。
仏教伝来の地なんて聞くと、宗教心の薄い私でもなんだかありがたい気がする。
海石榴市という言葉も初めて聞いた。
何かで習ったかもしれないが覚えがない。
これも感動ものだ。知らないことだらけ。
そして山の辺の道へと分け入る。
ただ山の辺の道と言っても、ここから山の辺の道なんだ、という訳ではない。
金屋の石仏へ行く途中の家並み
海石榴市などの説明を受ける
ところどころでガイドさんの説明が入る。
のんびり写真を写している時間はないぞ。
桜井駅から山の辺の道を歩いてきた。
特に山歩きという訳ではない。
この日はとても天気がいいが、暑かった。
秋空で気持ちはいいのだが、日差しが強い。
金谷の石仏を見て平等寺へ急ぐ。
金谷の石仏から4:平等寺~5:大神神社~6:柿山展望台
今回は歴史街道ウォークということで、いろいろ歴史的な事柄を聞きながら見ながら歩く。
つまり単なる観光できた訳ではない。
短い時間にガイドさんの話を聞き、想像を巡らす必要がある。
万葉の時代に頭を切り替えるのだ。
金屋の石仏から平等寺へ行く途中
まーそんなに堅苦しい訳ではなく、写真を撮り急いで歩いてガイドさんの話を聞く。
うーんそうか、なんとなくわかったような気がする。
平等寺赤門
大神神社では七五三のお参りが多く見られた。
大きな神社。三輪山がご神体なのかな?
大神神社には他にも幾つもの社がある。
そして万葉歌碑も建てられている。
大神神社から柿山展望台への途中
山の辺の道を歩く人多い。観光客も多い。
柿山展望台(大美和の杜)からは大和平野が一望。
でも展望台は混雑。
柿山展望台(大美和の杜)からの二上山
柿山展望台から7:玄賓庵~8:桧原神社~昼食~9:井寺池
昼食が待ち遠しい
柿山展望台(大美和の杜)から玄賓庵までは少し歩く距離がある。
秋の山の辺の道、山登りではないので大変ではない。
太陽は暑いが風は心地よい。
玄賓庵へ向かう途中の参加者
玄賓庵から桧原神社への途中、山の辺の道、人気スポット(写真によく紹介される場所)をガイドさんが教えてくれる。
この辺写真撮る人多く渋滞気味。
玄賓庵から桧原神社への途中 大変混雑
やっと桧原神社に着く。
さー昼食。その前に桧原神社の説明を受ける。
桧原神社の説明板を見ながらガイドさんが詳しくレクチャー
聞き漏らすまいと必死の参加者
やっと昼食。
今回参加された人多いので、広い広場(広いので広場なんですが)で昼食です。
三輪山の麓、神々に取り囲まれながらの昼食は緊張した。
粗相があってはならない。神様に叱られる。なんて思わないで食事を終える。
昼食場所の広〜い広場。
各班のガイドさんが午後のコース歩きの打ち合わせを済ませる。
そして出発だ。
山の辺の道とはおさらばだ
山の辺の道はここ桧原神社から天理の方へと続いている。
でも今回のコースは山の辺の道をここで終わりにして、纒向遺跡へと向かうのです。
楽しかった山の辺の道、さようなら、また会う日まで、いやまた歩く日まで。
昼食を終え各班出発した。
井寺池という池の周りには多くの万葉歌碑が建てられている。
万葉歌碑を巡りながら山を下っていく。
池のほとりから三輪山を眺めると、秋の紅葉に彩られた万葉の風景が甦ってくる。
うーん・・・しかし万葉歌は出て来ない。
柿畑?が多い。風情がある?万葉の時代にもあったかな
井寺池から10:ホケノ山古墳~11:箸墓古墳~12:纒向遺跡~13:JR纒向駅 ゴール解散へ
山を下りきったところから、ふと平野に目をやると遠くにぽこぽこと2つの山の姿。
畝傍山と耳成山だ。この方角だとどちらがどの山だろうか。
畝傍山と耳成山 右が耳成山だと思う
水路は続くどこまでも
巻向川にかかる橋のたもとの設備
今回歩いているあたりの平野は、昔からあまり水に恵まれていなかったそうです。
川といえば小さな巻向川だけでした。
今はずーと長〜い水路ができたので、水には心配ご無用になりました。
サイホン施設:巻向川の下を水路を通すためでしょうか
ホケノ山古墳から箸墓古墳へ向かいます
ホケノ山古墳から箸墓古墳への途中の道すがら
箸墓古墳遠景
そして最終目的地纒向遺跡へ
とうとう今回の歴史街道コースも終わりに近づいてきました。
纒向遺跡手前のこの広々とした場所からもいろんな遺物が出たそうです
巻向遺跡に到着です。と言っても今は畑。
発掘した後は埋め戻されています。
何しろ私有地なのです。
ご好意で立ち入らせてもらっているのです。
ありがとうございます。
私は2013年の発掘現地説明会には参加しました。
その時の写真は、「山の辺の道と纒向遺跡:歴史街道リレーウオークHP本文」をご覧ください。
巻向遺跡からJR巻向駅が見えます。
それで卑弥呼さんとの出会いはどうだったのか、ですって?
そうそう会いました。出会いました。
JR纒向駅で出会ったのです。
卑弥呼の看板
そうなんです。卑弥呼の絵が描かれた看板に出会ったのです。
午前中から歩いた今回のコース。
歴史街道リレーウォーク:山の辺の道と巻向遺跡。
JR纒向駅でゴール解散です。
ガイドの皆さん、ありがとうございました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
初めてのコースがほとんどでしたが、本当に楽しく歩くことができました。
ガイドの皆さんの丁重な説明で、少し知識が増えたみたいです。
頭が重く感じます。
午前中は暑かったですが、午後からは少し肌寒くなってきました。
有意義な1日でした。
今回のコース内の神社などについては「山の辺の道と纒向遺跡:歴史街道リレーウオークHP本文2015-11-3」をご覧ください。