第7回 古代の遺跡が点在する磐余道(桜井市)を歩く!
大阪・奈良歴史街道リレーウォーク
安倍山城跡より
大阪・奈良歴史街道リレーウォーク
安倍山城跡より
赤線は今回歩いたコースのGPS軌跡です。(クリックで拡大)
今回のコース概要です。
近鉄桜井駅→若桜神社→土舞台→安倍文殊院→安倍寺跡→上之宮遺跡→メスリ山古墳→稚櫻神社→磐余池(伝承)→吉備池廃寺→吉備春日神社→神武天皇磐余邑顕彰碑→近鉄大福駅
近鉄桜井駅前
大阪・奈良歴史街道リレーウォーク第7回が、奈良県桜井市で開催されました。
9月の「第6回 竹内街道と白鳳文化の歴史を探る」に続いて今回も参加しました。
今回第7回は「古代の遺跡が点在する磐余道(いわれみち)」。
奈良県桜井市が舞台です。
近鉄桜井駅前に9時30分に集合。とてもいい天気です。
参加者は100人以上いたでしょうか。多くの人が集まりました。
歴史好きの人、歩くのが目的の人、なんとなく参加した人など目的は色々。
私は7班に組み込まれました。各班約20名。ガイドさんは2名。
このようなウォークは中高年の参加者が多いのですが、今回は親子で参加、しかもお父さんと娘さんとで参加された方もおられました。
シャイなお父さんと活発な娘さん。仲が良くて周囲からも羨ましがられていました。
このような参加者が増えるといいですね。
尚、磐余道(いわれみち)とはさくらい六道の一つで、奈良盆地から飛鳥への入り口の道の一つです。
さー出発進行。
最初の目的地は若桜神社です。
途中色々ガイドさんが説明してくれるのですが、マイクが故障しているらしくあまりよく聞き取れませんでした。
人数が多いので全員に聞こえるように説明するにはマイクが必要ですね。
若桜神社
最初に訪れたのは若桜神社
です。
ガイドさんが熱心に説明してくれました。
ただすぐそばにいないと聞き取れません。
次に訪れるのは安倍山城跡と土舞台です。
急な山道を登ります。そうすると見晴らしのいい山の上に出ました。
安倍山城跡。
頂上は安倍山城跡です。
安倍山城跡からは奈良盆地が一望出来ました。
そこからすぐのところに土舞台があります。
といってもただの平坦地です。
土舞台
土舞台は日本芸能発祥の地です。
聖徳太子が初めて国立の演劇研究所と国立の劇場を設けられたところ。
次に訪れるのは安倍文殊院です。
安倍文殊院へ行く途中
安倍文殊院
コスモスが咲き大勢の観光客で賑わっていました。
こんな場所があるなんて驚きです。
安倍文殊院には古墳もあります。
文殊院西古墳
次は安倍文殊院と深く関わりのある安倍寺跡です。
安倍寺跡
塔跡の基壇
金堂跡の基壇
安部寺跡です。
基壇が残っています。大きなお堂が立っていたんでしょうね。
午前中も訪れるところはあと少し。
お昼も近づいてきました。
上之宮遺跡
実際に遺跡があった場所はこの場所より少し離れたところだそうです。
移築したのだとか。
奈良県立情報商業高校で昼食
お昼は奈良県立情報商業高校で食べました。
高校では催し物が開かれていたらしく、手作りのお茶を飲ませてもらいました。
昼食は7班で知り合った仲の良い親子の方と、歩くエキスパートの方とご一緒させていただきました。
天気に恵まれ食事も美味しかったです。
昼食も済ませ、午後の行動開始です。
目指すはメスリ山古墳。
メスリとはどういう意味なのかな。
メスリ山古墳
メスリ山古墳は大きな前方後円墳なので上空からしか全体はわかりません。
古墳の上(といっても下の一部)に登ってみたかったのですが、ガイドさんは先を急いていたので、説明後次の目的地を目指して駆け足で去って行きました。
次の目的地は稚櫻神社です。
稚櫻神社への途中です。
途中小学生の集団に合うなど、祝日ですが学校で行事があったようです。
奈良は休みでも行事が多いのかな。
稚櫻神社入り口
全員ではありませんが山の上の神社まで登りました。
みなさん若いです。駆け足で登って行きました。
稚櫻神社
次の目的地、磐余池(伝承)への途中もいろんなものに出会いました。
磐余池(伝承)への途中の立派な松の枝。
磐余池(伝承)付近で歌の説明に必死のガイドさん
この付近には昔、磐余池(伝承)という大きな池があったそうです。
最近の発掘で池の土手の一部を確認したそうです。
この地で処刑(自害)?された大津皇子の歌をみんなで歌いました。
「ももづたふ磐余(いわれ)の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ」
悲しい話ですが今は静かでのどかな農村風景が広がっています。
今日最後の目的地・吉備池廃寺へ向かいます
この池は江戸時代に作られたそうです。
ここには大きなお寺があって(吉備池廃寺)、九重塔が立っていたそうです。
吉備池廃寺は百済大寺であると推定されています。
ここからは二上山が望めます。
二上山の麓に大津皇子が葬られています。
大津皇子のお姉さん(大来皇女)の悲しい歌も残っています。
「うつそみの人なる我(われ)や明日よりは 二上山(ふたかみやま)を弟(いろせ)と我(あ)が見む」
二上山
熱心に神武天皇磐余邑顕彰碑の説明をされるガイドさんです。
今回のリレーウォークはここが最終目的地です。
といっても最寄り駅までだいぶあります。
ガイドさんを頼りに駅まで歩く決心をしました。
7班のガイドさんを先頭に大福駅まで歩いていたつもりでしたが、途中でガイドさんの携帯に、道が違うので引き返すように命令が下りました。
急いで元の吉備池廃寺・吉備春日神社・神武天皇磐余邑顕彰碑の場所に戻りました。
もう一度気を取り戻して近鉄大福駅まで歩き始めました。
近鉄大福駅への途中に見えた畝傍山
ガイドさんが天香久山だと言われたような気がするのですが、どうも香久山ではなく畝傍山だとおもいます。
時々道があっているのか確かめながら無事近鉄大福駅に着きました。
今日は天気も良く、知らないところを案内していただき、ガイドさんありがとうございました。
結構歩き疲れましたが、いろんな人と知り合えて楽しかったです。
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